-描画方式

JSR252のSunのRIをいろいろ見た結果、現時点でのJSFの仕様の中ではベストに近い方式で実装していると評価しました。つくりにかなり危ういところはあるんですが、UIComponentの描画方式のバックワードコンパチおよびJSPの既存概念という制約を踏まえると、精一杯よく考えられていると思います。MayaのコアにJSF対応のためのDecodeフェーズを作ったりしましたが、結果的に不要なので再削除することになると思います。ま、MayaFacesのためだけの機能なので、その他既存には影響ありません。
Tapestryでもそうなのですが、前リクエストでの状況を巻き戻す(rewindもしくはdecode)する仕組みは、まだまだ余地がある領域だと思います。TapestryJSF-RIのどちらも無理の目立つ仕組み。他の領域では基礎技術においてよく考えられているなぁと感心することが多いのですがこればっかりはヘボいです。しかーし、自分の思考もまだまだそのヘボいものの域を出れません。
この辺にキラーなアイディアがあったら、Mayaと組み合わせるミドルウェアとしてじっくりやってみたいとは思うのですが。。。派生でNavigationHandlerも作ればつぶし効くし。。。はてさて。
追記
そんななか、あえてわざわざTapestryJSF-RIの巻き戻しの仕組みを比べてみたならば、私はTapestryのほうが熟成しているように思います。JSF-RIはTapestryに比べると、JSR252の新しいものでも、まだ数段レベルが落ちる感じ。かなり力技なんです。しかし、Tapestryも悲しいぐらいバカみたいなところがあって、残念。4.0はまったく見てないですが、良くなったのかなぁ。コンポーネントで実装するレンダリングのメソッドが巻き戻し時に出力への抑制をするのに、フェーズ(これはJSFの用語ですが。。。)の違いをフラグ確認した上で、コンポーネント実装責任でロジックの切り替えをしないといけないのがひどい。TapestryJSFぐらいに力をいれたLifeCycle概念があったらOKだったかなと。