-開発再開

Ikushipeの開発を再開しました。かなりの長い間、コードから離れていたので、まずは勘を取り戻しつつリファクタリングに近いような作業から手をつけています。今のIkushipeはVelocityとAptを中核の機能に使ってるのですが、これらは本意でなく、どちらもカスタムJavaコンパイラの機能として作りこむことを計画していました。周辺状況がそろわなかったので手をつけたのですが、半年近く放置してしまっていたものです。以下のIkushipeコンセプト説明中に現れる謎プロダクト、Irenkaというのがそのそろわなかったコンパイラ/フレームワークです。これは4月からフルタイム開発者をつけて実装に勤しんでもらいます。

IkushipeはIrenkaを活用したWEBアプリケーションフレームワークで、ServletAPIの上で構築されています。 JSR175アノテーションを活用したPOJOベースにより、ページ指向の画面および遷移の管理、DTOと画面のバインディング、フォーム入力値の処理などの機能を持ったアプリケーションの開発をおこないます。

まずはWEBの画面フローコントローラの分野に手をつけていますが、ビッグピクチャーとしてはWEBテンプレートエンジンもコンパイラ機能として実装したいと考えています。HTMLとJavaソースを同じラウンドで混在コンパイルできると、ページモデルとテンプレートとのIDマッチングやテンプレート上の構造検索などが型チェックやIDEのコード補完といった言語開発環境の基盤の仕組みで提供できそうなので、面白いモノになるのではないかと。