-テンプレートカスタムタグの利用

テンプレートカスタムタグの利用はそのテンプレートカスタムタグがコンパイルされているかどうかでインジェクトの記法が違います。コンパイルされていれば、一般的なJSPカスタムタグと同じですから、特別なことはありません。一方で、テンプレートをAntタスク等で事前にコンパイルせずにサーバーに配置した場合には、以下のようにインジェクションを行います。

<span m:inject="$taglib" m:tagdir="/WEB-INF/tags" m:prefix="t"></span>
<span m:inject="t:border.html" m:name="${ user.name }" m:greeting="${ user.greeting }">
</span>

m:inject属性に記述される値は、テンプレートカスタムタグを置くフォルダからのパスとなります。テンプレートカスタムタグを配置するフォルダは、マジックカスタムタグ$taglibのtagdir属性をもちいます。tagdir属性を利用しているときには、uri属性は無効(記述できません)となります。
tagdir属性を持つ$taglibマジックカスタムタグは、テンプレートカスタムタグ内では用いることができません。Ant等でのコンパイル時に、エラーとなります。デフォルト設定XMLに記述することは可能です。
テンプレートカスタムタグのパス指定は、階層を含むものも可能です。

<span m:inject="$taglib" m:tagdir="/WEB-INF/tags" m:prefix="t"></span>
<span m:inject="t:test/sample.html"></span>

上記の場合には、\WEB-INF\tags\test\sample.htmlをインジェクトします。テンプレートの決定手順はページの場合と同じで、sample_ja.html等の接尾辞のついたものを選択するようにもできます。