-OSS開発コミュニティのNPO

http://d.hatena.ne.jp/habuakihiro/20061028#1162038330
羽生さんが大体書いてくれているので、さらに書くことはほとんど無いです。私が担当した(している)NPOの設立と事務についてだけ書いてみましょう。NPO設立でしんどいのは一度目だけです。それも私は素人(行政書士でも税理士でもないという意味で、素人)かつ誰も教えてくれる人がいなかったのでつらかったけど、玄人(行政書士とか税理士とか)がやればまた違うだろうし、素人でも今ならSeasarの申請書をみせてあげるなど、私がアドバイスできること多数あると思います。事務の方は。。。経理があるからなあ。まあ素人でも日商3級ぐらいの簿記知識があれば大丈夫かな。
NPOなのか株式会社かというところでは、書類仕事に限れば(!)、どっちも作らなきゃいけない書類の量なんてのはあまり差はないですよ。設立に手間だけで金がかからないという点ではOSS開発コミュニティはNPOにしちゃえば〜なんて思います。株式会社は設立だけで結構印紙税がかかる。申請書類の作成も類似商号だの事業目的だのと定款認証とるまでにこちらもまた素人さんでは一度目はしんどいでしょう。二度目からは結構簡単に書類も作れるものですが。。。しかしそんなこと言ってても今となっては、SeasarNPOにして本当に良かったと思っています。もうね、公共性が違う。なんたって特定「非」営利活動法人ですよ。「Non」Profit Organizationなのです。そりゃボランティア度が違うさね。このへんに書類量では差が無くとも、NPO作る効果があり、その分だけ難しさもある。それは説明せずとも普通に想像つくでしょう。NPO一般論ではないかもしれませんが、実感としてそういうものが私にはあります。中間法人は作ったこと無いから知らない。一度、テンアートニの喜多社長と雑談していたときに、Mozilla-JapanがNPOに比して設立が容易なので中間法人にしたみたいなことを聞きましたが、本当はどうなんでしょ?
特定非営利活動法人Seasarファウンデーションはマルチブランド化してSeasarプロジェクト以外も運営支援するようになったけど、さすがにRubyは加盟できないだろうしね〜。適用ライセンスも違えば気質も違うし、とにかく歴史が違うから。万が一運営者がそうしたいと思ってくれたとしても、ファンがSeasarの下風につくのを許さないだろうし。つらいところですね。僭越ながら何か力になれることがあればいいのですが。。。
まあ、株式会社だろうがNPOだろうが任意団体だろうが、組織(=コミュニティ、=団体)の運営はまさに「経営」というヤツなんだと思うのですけどね。書類仕事なんてごく一部で、まさに法人形態なんて紙切れ数枚の話。課題はそんなところには無くてもっと違う議論をしないといかんのではないかと、書いてみるテストw。私の担当範囲ではなく、それが羽生さんの担当部分だったのさっ。そのため引退されるとババ抜きのババをつかんだみたいに辛いのだw。書くことないとか言いながら、長文になっちゃいましたね。