増井さんの対談見てきた
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FBに流れてきたイベントが、ちょうど今日だったのと場所が近かったのと空きがあったので行ってきました。ネット上で一方的にですがかなり前から存じ上げてた中島聡さんと、これまで何度かすれ違ってきた増井さん(一度はサンフランシスコで飯食ったりもしたなあ)の対談です。最初90分の対談終了まで見たらゾクゾク寒気がしてきたので後半パスして帰宅し、今は葛根湯ドリンクを飲んで暖かくしています。
イベントは会員向けだったのですが、非会員の当日飛び込み参加でもブログ書けばOKらしいので、取り急ぎ聞いてた時の手元メモを貼り付け。対談時系列には沿ってなく、上に下にカーソル移動させながら書いてた。
会場はジャングルみたいに植物が生い茂るDMM.comのオフィス。六本木一丁目直結、テレビ東京の新社屋と同じビル。
メモ
- 会社は多様な働き方を許容しないといけなくなってきている
- 正社員、フレックス、時短、業務委託、インターン、副業、外注、オフショア、リモート
- 細切れになってるエンジニアの時間を集め、どうやって製品を作り、メンテナンスしていくか?
- 開発業務のタスク分解と再配置できるマネージャーが強い。
- 全体をデザインしてから、それの分割を行うことが求められる。
- 分割はソフトウェア開発技術がわからないとできない。複雑な構成、難易度づけなど。
- エンジニア35才限界説...システムインテグレーターの単価設定が起源
- 一つの技術は10年ぐらいの寿命
- 勤めて新人時代を経て、25才ぐらいから技術習得しなくなり、10年経っちゃうと35才
- 会社への貢献は、今できること&自分がやりたいこと&会社から望まれること
- 会社から望まれることに寄っていくことが求められるが、会社は永遠ではない
- やりたいことは夢を追うことだけではない。安定したいとかワークライフバランスも動機足りうる
- 働き方を変えるのはHOWであってGoalではない。何を達成したいのか?が大事。
- 転職市場は流動量が増えてる訳でなく、動ける人が動きやすくなってるだけ
- 大きい会社の上層部はダメなんだな
- 会社が潰れると思ってない。
- 口だけは株主のものと言いながら、会社は自分のものだと思っている
- 技術や現場が見えてないのが一番。当事者意識がないから技術を学ぶ気がない。
- 「良い会社」に勤めるのがステイタスな社会はまだ続いているが、しかし?
- 本来のIT戦略を議論せずに、適当な流行りキーワードで動いている
- 良い会社を目指すほど、専門職を嫌う逆説
- ゼネラリストを重用しすぎる。マネージャーにならないと残れない
- 一方で会社が提供できることはどんどん減っている。大きな会社の給与も市場価値に対してはさほど払えてない。本日ホットなNTT研究所->Googleの人のケース
- 会社が潰れると思ってない。
- 社会や技術の変化が速い
そのほか、最近の就職活動&その前世代の職業観は、触れ合える社会人が少ないために親の職業観がそのままコピーされている。そのため30年前の優良企業が凋落しているにも関わらず現在の就職人気ランキング上位に残っている、とか。
市場ニーズからだと思うのですが、CxO的立ち居振る舞いの話ではなくエンジニアとしての未来に立った流れだったので、私は逆側の経営サイドを想像しながら聞いてました。ご両者のお話面白かった。別の機会も見つけたら参加して聞きたいと思います。
YouTube
対談は撮影していて、動画配信もあります。最後の方で私も質問してるのでちらっと映ってた! が、あまり賢い質問でもない。