-UIの気になる点
今回購入のgegabeat U201。使って数秒で気がつくのは、3年ぐらい前に買ったgegabeat MEG201という機械と名前も似ているけど中身も一緒だということでした。
昔から変わらずとも、昔はそれはそれでアリだったのです。そこが、東芝が勝手に解決しようがしまいが市場に黙って判断されるだけのコトでまったく他人事なのですが、現役ユーザーとして思いいれてみると、やはり問題だと思うわけです。「ソフトが3年進化していない」わけですよ。こう言われると開発関わってる方はムッとされるかと思いますけど。しつこくもう一度書いておきましょう。「ソフトが3年進化していない」。市場相対的には退化していると言ってもいいかもしれない。
もちろん東芝ですから、ハードはたいへん進化してます。専用のチップを作ったり、小さくしたり、値段も安くできるようになったり。でもソフトはまったく進化していない。FMトランスミッタ等の新機能が追加されていたので、それらの操作メニューは増えていましたが、どこにあるのか説明書みないとわかんないし、とにかく基本的な接触体験はまったく同じなんだもの。ハードが変わってるにも関わらずソフトが変わらないというのは無茶な話です。具体的には、MEG201のジョグダイアル風なギミックからU201では携帯電話風の十字キーに変わっているのにそのインターフェイスに直結したデザインに変更されていないのね。ボタン3個+押し込み可能なジョグダイアル vs スライドスイッチ+ボタン3個(十字キー中心のもの含む)+十字キーと、ユーザー指示がやや多彩に(?)なっているにも関わらず、です。そういうところを踏まえ、こうしたらよかったのにな、と思うところを徒然に書いてみたいと思います。
まず、iPodとかWalkmanがどうなってるのかは寡聞にして知らないのですが、なんでトップメニューが以下のとおりなのでしょう。
- ライブラリ
- FMラジオ
- ダイレクト録音
- フォト
- タイマー
- 設定 *
「*」は子メニューがあるということなのかなと推測しますが、でも「ライブラリ」にも「タイマー」にも子の階層がありますのでそういう意味でもないかもしれません(たぶん付け忘れだと思うのだけど)。このトップメニューの中で選択頻度は98%以上、「ライブラリ」です。他はあまりつかいません。音楽聴くために買ったものであり、自分のCDを持ち歩くために買ったものなのですから。ラジオもレコーダーもおまけです。で、「ライブラリ」に遷移してみましょう。
- アーティスト
- アルバム
- プレイリスト
- ブックマーク
- すべて再生
- 再生設定
ここで「アーティスト」を選ぶと自分のインストールした楽曲のアーティスト名一覧が出ます。「アルバム」はインストールアルバム名一覧。ここでアーティストもしくはアルバムどちらかをクリックするので98%以上。これはそのときによって違いますが、私はだいたい50%:50%で利用します。トップから考えると、「ライブラリ」-「アーティスト」が48%、おなじく「ライブラリ」-「アルバム」が48%なんです。となるとトップメニューは以下のようになるでしょう。悪口言ってもモノは気に入ってるので、寝るときも聞きます。そのため「タイマー」が2%。
- アーティスト *
- アルバム *
- タイマー
- その他 *
かつメニューのドリルダウンに十字キーの左右を使うとOKかなと。ファームアップデートで対応してほしいなあ。これがファーストインプレッションで「変わってない」と思った背景にある、私の要望です。実は他にもツッコミどころは山ほどあります(つづく、かも)。
なぜθメニューボタンは長押し機能があるのに、レギュラーメニューボタンには無いのか、とか。