-NPOとコミュニティの分離

http://www.seasarfoundation.org/
上記URLに、NPOたるSeasarファウンデーションのサイトを分離しました。これはNPOとコミュニティの分離であり、所有と経営の分離、清と濁の分離(文脈上順序を正せば、濁と清の分離か)でもあります。8月30日のSeasarファウンデーション理事会の決議をもって、NPO設立前より続いてきた執行体制を一新する一連の提案を実施することとしました。最終的には2007年6月までに行われる第二期社員総会にて定款の変更決議と役員の改選をもって完了する改革案ですが、できるところ、やってもいいところから施策していきます。
詳しくは丁寧に説明・議論を重ねていきますが、以下のプレゼンテーションに骨子をまとめてあります。
http://foundation.seasar.org/log/struct20060830.pdf

  • 理事会専断の仕組みから、具体的な執行組織中心に意思決定を委譲すること
  • マルチコミュニティ/ブランド化
  • 知的財産権の所有方法の明確化

おそらく改革の必要性および狙いとしているところは説明も足らず、すぐに理解してもらえないと思います。ですから、まずファウンデーションとしてまず今回施策の狙いとこの先のビジョンを理解いただけるように説明を続けることが必要ですね。現在、Seasarファウンデーションは会費や寄付による浄財資金もありますし、60を超えるSeasarプロジェクト(Seasar.orgのこと。いままでSeasarファウンデーションと呼んでいた対象。暫定名称で旧名を復活させています)の開発成果もあります。なにより、日夜OSS開発およびそのコミュニティ運営にボランティアで参加いただいている100名を超える方々がいます。すでに日本国内では前例のない状況になってしまいましたので、それなりに独自の未来を考えていかねばならない状況となったということなのでしょうか。11月12日のカンファレンスを一区切りとできるよう、急がなければなりません。