-IPA千葉未踏成果報告会(4)

http://www.mitou-chiba.org/
9月7日(金)の朝から晩までやる千葉未踏成果報告会は成果報告会の名を借りた情報技術カンファレンスになってます。採択4プロジェクトの成果報告でトリを飾るのは、モデリングになりました。

  • 成果発表 「Web上で動作するモデリング環境 Kodougu の開発」
    • 黒田 洋介(フリーランス)

近年、ソフトウェア開発プロジェクト内のコミュニケーションにWikiやブログなどのWebベースのツールを使うことが増えています。共有される情報には、Wikiなどのテキスト情報だけではなく、UMLなどのモデル情報も多く含まれます。しかし、従来のモデリングツールは、スタンドアロンで動作するものが多く、WikiなどのWebベースのツールに統合することはできませんでした。そこで、Webアプリと統合して使うモデリングツール「Kodougu」の開発を行ないました。

  • 特別講演 「モデリングの 3 つの目的」
    • 株)オージス総研オブジェクトの広場

モデリングは手段であって、目的ではありません。目的を意識せずにモデリングしてしまうと、「モデリングしたものの役に立ったか良く分からない」「作成したモデルを誰も読んでくれない」「見当違いのモデルができあがった」というような結果になってしまいます。本講演では、モデリングを活かすために、モデリングの3つの目的をライブ的な要素を取り混ぜて解説します。

黒田さんはフリーランスとありますが、実はオージス総研の人です。トリビアとしてはお兄さんも著名なハッカーらしいです。モデリングはもうまったく説明いらないでしょう。どこまでやるかは別にして、現代のソフトウェア開発においてはその思考、表現、納品w、すべてのフェーズにわたって習得必須技術であると思います。個人的にはMDAに散々夢をみて今はグレちゃってますが、このWEBベースにて連携フリーに開発された「Kodougu」が地平を切り拓いてくれるやもしれません。まあ、とりあえず四の五の言わずにデモ見ろと。
特別講演としてこの枠ではモデリングの切所について対象聴講者レベルを広めに取ったレクチャーを行ってもらえます。自身、モデリングに実践的な感触をお持ちでない方は、ぜひ新しい角度からの刺激を求め、参加いただきたいと思います。
9月7日の朝10時(9時30分開場)から夕方6時までの終日イベントですが、業界狭いところで話題騒然(ホントです)。しかし告知ラインが商用のそれとはまったく違い細いので、みなさんぜひ告知口コミのほうお願いいたします。「9月7日は大岡山で千葉未踏成果報告会」と。これまで毎回評判を得てきた「チームちばみとうw」ですが、今回ラインナップは採択時より相当千葉先生は狙っていたそうです。すなわち最終成果報告会が有意義になるラインナップ、と。セキュリティー、言語、ミドルウェア、モデリングと、今回もそれぞれ基礎技術ながら最新かつ派手なものがそろっております。
http://www.mitou-chiba.org/ で事前登録受付中。大定員ハイスペックな会場なのでどしどしヨロ。運営の都合上、事前登録していただいたほうが好ましいのですが当日いきなり来ても参加可能としたいと思います。事前登録いただくと当日の入場がスムーズになりますので煩わしくなくおトクです。