-画集風なマンガ

Forget-me-not (1)

鶴田謙二のこの作はAmazonでは在庫なしで、マーケット扱いのみ。出た時に買って以来、本棚の隅においてあったのだけど、昨晩風呂で読むものを物色している時に久しぶりに発掘しました。画風も独特で表紙or挿絵画家としても人気のある人みたいですがストーリーテラーとしては特に驚くこともなく淡々とした感じです。イタリアの水の都ベニスを舞台にキャッツアイ風にコミカルな探偵と怪盗の話。探偵が女性で主人公、怪盗が男性。1巻としているも、続刊が無いのは書評を読むとこの作者にありがちなことだそうです。
買って長く置いてあったのに新しい発見がありました。風呂に持ち込む前に、湯船に落とさないように表紙を外したところ、その表紙の裏にもカラーで絵が書いてありました。これは驚いた。そのほかも、随所描きこみに力が入っており、一冊まるごと妙に高いテイスト（しかしストーリーは淡白）になってます。表紙やカラーは水彩画の画集みたいな感じ、というと言いすぎかな？状態の良いものを見つけたらぜひ買ってみてください。しかし、状態悪いものだったら積極スルーしてもまったく惜しくありませんw。画集なんで。私は新刊で、しかもたぶん発売日に買ってるので、たとえ風呂で読むも超美麗品です。
近日にも画風はまったく違うも、似たところがあるんじゃないかと思っている別の著者のマンガを買おうかなと思っています。ベストセラーとして近所の書店で目立つところに何作か陳列されているのですが、ずっと全スルーしてきました。では後日。