-ネストの影響

JSPの変数スコープはAT_BEGIN、AT_END、NESTEDとあり、ひとつの空間内での変数動作を制御しているものがあります。ループのカレントを保存するものやカウンターがNESTEDで行われていることが多いほかは、たいてい特別な操作はされていません。
ページスコープをスタック処理おこなうことによって、JSPカスタムタグではその使い方に若干影響があります。テンプレート上から、ページスコープにおこなう操作については、すべてNESTEDな仕組みになってます。そのため、JSTLのc:setタグは、スコープをリクエスト以上にしないと意味の無いものとなります。また、c:catchタグではvar属性をつかって例外を保存する際に、強制でページスコープになるので閉じタグ以降から参照できません。
こう書くと不便なようですが、私はそうでなく、堅いスクリプティングができるようになるんじゃないかなと思います。JSPはさすがに歴史があるので、技術が古いですから、同じJSPカスタムタグを使うとしても、すこしなら良い方向に変えてしまってもよいと判断しました。