-テンプレートのピュア度(1)
MayaではHTMLの記述と動的機能のプログラミングについて、HTMLテンプレートと別ファイルによって動的機能を記述する方法と、HTMLテンプレートに直接動的機能を記述する方法の2通りの方法があります。デザインとロジックの分離の利点からMayaを利用する場合は前者、Mayaの付加機能を利用するがファイルを分離したくない場合には後者のアプローチを利用することになるでしょう。
HTMLテンプレートと分離して動的機能を記述する際には、テンプレートのファイル名が同じ、ただし拡張子が.mayaとした(index.htmlに対して、index.maya)XMLを作成します。.mayaファイルには、HTMLテンプレート中のid属性もしくはXPathによるパターン一致による紐付けでテンプレート中のどの部分に動的機能を適用するかを記述指定します。この場合、HTMLテンプレート中にはHTMLもしくはXHTML等のテンプレート記述の仕様に反するものは一切記述しないので、テンプレートが完全にピュアなものとなります。
一方、HTMLテンプレートに直接動的機能を追加するには、XML名前空間の仕様を利用して構築されている、Mayaの独自仕様に従って記述する必要があります。HTMLには本来名前空間の適用がないので、完全にピュアなHTMLとはなりませんが、WEBブラウザやHTMLオーサリングツールでは問題なく表示されるデザイン再現性の高い仕様となっています。