-魔法のおなべ

昨日、恵比寿SGIホールをお借りしてE.レイモンド氏の3部作の最後「魔法のおなべ」を講演(?)しました。構成として前半45分〜1時間内(ビデオテープの尺の都合です)で論文の内容をプレゼンテーションし、後半30分〜45分フリーディスカッションで3回やってきましたが、結構面白かったんじゃないかなと。参加者は第一回の30人超ぐらいから徐々に減っていって、最後は20人切るぐらいでしたが。
10年前の論文群ですが、よく読むといまでも考察できる内容がたくさんありました。
http://d.hatena.ne.jp/habuakihiro/20060803#1154533577
羽生さんはガンダムになぞらえて評してますが、実はぐだぐだの第2話「ノウアスフィアの開墾」が大事じゃないかと思ってます。私はガンダム見てませんが、2話が真理なんじゃないかと(違う?)。というのは、第3話は第2話があってこその内容です。が、その2話はぐだぐだ。これはたぶん問題が核心すぎて、かつ10年前では実証・事例が少なくて十分な考察ができなかったんじゃないかと。ガンダムも本当のテーマは第2話にあったんだけど(注:私はガンダムまったく見てません)、テーマが難しくて監督が巨匠であっても描ききれなかったんじゃなかったのか?そんな想像をしてみました。
「ノウアスフィアの開墾」や「魔法のおなべ」からデスマの話で盛り上がりましたが、デスマ経済学として考察できる内容は多い(が、大人なら聞くな。しょせんFUDだからw)。OSS総論は相当人気が無いことがわかりましたが、絶対面白いのでまたやりましょう。秋のSeasarカンファレンスで理事会出展として枠を一個もらって、羽生さんと私とで一連のOSS総論集大成のパネルディスカッションでもやりますかね。PPTもこれら関連だけで10本ぐらいあるので、かなりテンポ良くやらないと1時間にまとめるのは大変そうですが。