-素振り

プロ野球のトップ選手でも、高校球児だろうと、毎日バットを握って素振りをしてるんじゃないかと思います。プロのピアニストも音大生でも毎日ピアノを弾いてるんじゃないかな。プログラマーってやっぱりそういうところがあって、いろんなアイディアを形にしたり、そのアイディアを模索するにしてもとにかく毎日やるべきことをきっとしてないと始まらないと思うのです。よく見かける困った人は、試合の打席で素振りする人。三回素振りをしたら野球ではアウトです。素振りをしないと打てませんが、素振りは打席に立つ前に終わらせてこないといけない。コンクールの舞台に立ってから楽譜を読んでるようではダメなのです。
Seasar2が自分の参加するプロジェクトに採用される前に、ぜひ素振りをきっちりしておいてください。譜読みもしっかりしてください。一方でDIのアーキテクチャから超先端の設計技法が議論される中、じっくり毎日自分のやらねばならないことを見定めて素振りをするのです。素振りが足りないのは打席で相手にすぐバレます。相手キャッチャーはこれ幸いと、素振りの足りないバッターに対してはストライク3球で料理です。監督にもすぐバレます。次からはなかなか出番がまわってきません。そういうものだと思います。打席に立つ前にごにょごにょ薀蓄たれたけど、打席に立ってから無様に素振りをしてきて、すごすごベンチに帰って来てから反省しているようなのは最悪なのです。
別途の話題で周囲の状況や無理解で「心が折れる」ということもあります。それもあるでしょうが、まず自己の内面の準備をきちんとするのです。きちんと準備をしていないと試合の打席に立つのはとてつもない恐怖ですが、しっかりと準備をしてくれば、いつか確固たる自信ができてきます。その自信のオーラが、今までは打てなかった球を打てるようにするんだと思うのです。チャンスに自分の打席がまわってくるかはわかりません。たとえまわってこなくてもしっかり準備はしとくのが大事です。突然チャンスで代打に呼ばれたら大変じゃないですか。
Seasar2をなめるんじゃないデスヨ by シュトレーゼマン
準備が甘いのにヤレると思わないことです。Seasar2は相当わかりやすく易しく優しいが、素振り無しで打てる球じゃない。