-フェルマーの最終定理

まえに買いだめしたなかの「DNA」を私より先に妻が読み始めてます。著者は違いますがサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」のテイストで面白いようです。「フェルマーの最終定理」は17世紀以来の数学最後の謎(少なくともフェルマーの謎では最後)を解く数学者たちの人間臭い姿を描いているので、単なる歴史ドキュメントでもなく、数学の専門書でもなく、汗をかく数学者たちのたくさんの挫折と一つの栄光を高等数学の知識がなくても読める、一般読者向けの本です。翻訳も適切な良書で、余裕で\2,300-の価値があると思います。「DNA」も分子生物学の知識無くとも楽しく読めるようです。しかーし私は今、中国の大航海時代と、エジプトとイスラエルの謎にパラレルにせまっているので「DNA」はしばらく先です。
「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」って、フェルマーとは友達付き合いできないだろうなぁ。