The Big Day #2:SQ5を買ってそのまま乗って帰ってきた

前日に下見した車を試乗しようと(その後に買おうと)、またSan Joseに行ってきました。家探しはApplicationを出したことでこの結果を待たないと何してもしょうがないため、内覧まわりも一旦休止。San MateoからSan Joseは渋滞がなければ車で40分弱ぐらいです。レンタカー飛ばしていきます。

こちらは車が無いとどこにもいけないです。San Franciscoだと電車もバスもあるしタクシーも沢山走ってるので大丈夫ですが、それ以外の地域は車ないとムリ。まあ日本も車がいらないのは500万都市ぐらいだけで他は車必要という意味では同じか。政令指定都市のはずの姫路(妻実家)でも車ないとムリだもんなー。よって短期の出張ではない今回は空港着いてすぐにレンタカーを借りてます。それも、免許とって車買うまでなので3週間。こちらでは免許はまず学科テストをうけて合格すると仮免。そこから2週間以降3ヶ月以前に実技テストがあります。実技テストは予約制なので混んでれば先の日付になると考えて3週間のレンタルをしました。この時点では車は免許が無いと買えないとおもっていたからです。これまでSIOSグループから日本人が駐在したことある唯一の州であるサウスカロライナ州では最近そうなんだって経験者から聞いてました。

もともと日本に居るときから、Bay AreaのAudiディーラーまとめサイトのNew Inventory(新車在庫)のページ(http://www.bayareaaudidealers.com/new-inventory/index.htm)にていろいろ検索して楽しんでたので、SQ5のext.Phantom Black/int.Magma Redという欲しい色のものがSan JoseのStevens Creekにたった1台あるだけって知ってました。着いてはじめての週末、Scotts Valley在住の新井さんと会おうと中間地点のStarbucksで待ち合わせたら、その住所が20745 Stevens Creek Blvd, Cupertino, CAってなってたので、おお!Stevens Creek!たしかめると街道一本で近いらしいので、つきあってもらって軽い気持ちで見に行ったのです。しかし、Audiにて何の気なしに買うためのプロセスを聞いたら、カリフォルニア州では州免許なくても保険さえあれば買えるよと。ならば割高かつ死に金として出て行くコストを節減するためにも早く車買って、レンタカーを期間短縮で返却しちゃったほうがいい。そのときは時間も無かったので試乗もせず、妻の許しを確認して後に来るってことにしました。まあほとんど買うつもりだったので、そこで前に掲載した握手写真ね。

試乗しました。ぐるっとSan Joseの住宅街を回った後にFree Wayも。3.0リットルのV6ターボでエンジンかけると静かながら重低音でブオーンって吹き上げるのがいい感じかつ、WEBの情報ではよく分からなかったオプションも期待していたとおりほぼ最大限に盛ってあり、なにより希少性をMAXにしてしまったMagma Redのインテリア(つまりシートや内装が赤い)が少々渋めのいい色だったので、戻って商談。値引はあらかじめ「明日また来るなら」という条件でがんばったオファーしてもらってたので、プロセスを進めるための課題解決を、お互い言葉が通じない中で、はじめました。途中、新井さんには三者通話でクリティカルなところの通訳をしてもらったりしましたけど。とにかく担当してくれたNikolas Buitragoさんが超親切だった。もちろんこちらは買う気まんまんのお客さんだけどホスピタリティってみんなにあるものではないですから。Bay AreaでAudi買うときはぜひSan JoseのAudi Stevens Creekに行ってNikoから買ってあげてください。彼もこれまで住所無し+加州免許無しの外国人には売ったことなかったらしいけど、今回のことで相当に日本人経験積んでもらってますので。ちなみにStevens Creekは全米でも最大のディーラーシップなんだそうな。たしかに敷地もデカいし、在庫も大量に持ってる。

今日のポイント1:車を買うのに絶対に必要なのが住所。その住所はオフィスのではダメって。。。人の住んでる住所じゃないとダメだそうです。もちろんホテルでもダメ。

でもディーラーがんばって考えた。Youはアメリカに住んでるんでしょ?って横にいた新井さんに。Scotts Valleyの新井さんの住所を借りることとなりました。これは教訓で、次に私を追って渡米する人は私の住所で車を買えばいい。

そして保険のこと。保険は日本語で相談できる保険屋さんを紹介してもらったので電話。保険の住所もScotts Valley。その他にもいろいろ状況を伝えると、即座に見積金額を言われる->クレジットカード番号を言う(名前、期限、セキュリティコード)->保険加入->EメールでPDF証書がおくられてくる。おいおいマジかよってぐらいに30分ぐらいで簡単におわり。。。ここで「Umbrella」なる保険業界用語がでてきますがそれはおそらく後日に。

保険も出来、住所を借りて車購入のための書類もガシガシ作ったら、いよいよ最後に支払いです。Audiの駐車場を同じくして隣が米国での私のメインバンクたるUNION BANKだったのでそこまでセールスマンと二人で訪ねる。米国内でのクレジットヒストリーがゼロなのでローンが組めませんから全額の小切手を振り出し、銀行の建物内で手渡して取引完了。車が買えました!こちらでは、ナンバープレートが無くても申請中の書類をフロントガラスに貼れば、しばらく普通に道を走れます。たしかにFree Wayでナンバー無しで走ってる車を度々見かける。ナンバーは中古で売っても付いて回るみたいなので、ナンバー無しはおそらく新車です。そして買えばすぐ乗りたくなるのが人の情。。。

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さてここで問題です。私はSan MateoからSan Joseまでレンタカーで来ました。いっぺんに2台運転できませんから、どうやって車を持って帰ればいいのでしょうか?セールマンの彼はナイス提案をしてくれました。「Youと近くのレンタカー店までタンデムに運転していって、Drop(返却)してから一台でまたStevens Creekまで帰ってこよう。で、その後、San Mateoに帰ればいいよ」なるほど。レンタカーは期限も返却店もなにもかも借り出し時に決めたままじゃなくていいのね!日本でもそういうサービスあるけどここまで柔軟だったかな?ということで、借りてたAlamo社のSan Jose国際空港店が一番近かったので空港へ。返して後、ちゃんとレンタル料金も節約したうえで、新車に乗って帰ってこれました。写真はディーラ出るときに撮ってもらった記念写真。

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ちなみに高い車を買う勇気があったのは、こちらのPre-owned(中古車市場)が活発だったことです。新車から中古車へ年数が浅ければ日本ほど価格の差ができないようなので、将来の帰国時に売ってもいい。これは国民性だと考察しました。車に限らず家もそうですが、古いものを気にしない感じ。日本は「穢れ」の文化にて誰か知らない人が使ったものってちょっと気持ち悪い!というような考えが強くあるのでしょう。

またQ5/SQ5は日本でも売ってますが、縦置きのエンジンレイアウト関係より右席の足下が狭いのです。米国は左運転座席なので足下が広い。だから船で日本に持って帰ってもいいし。車の国際引っ越しは意外に不可能ではないみたいです。San FranciscoでValet Parking(駐車場で、入ってすぐ受付の人に鍵をあずけたらあとは全部やってくれる駐車場)に一度とめたら、赤いシートがすっげークルーだねというようなことを言ってました。下の写真は後日に撮ったもの。こんな感じでRed & Blackなので車体もBlackが良く、インテリアカラー優先のセレクトでした。

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最後に、米国での新車購入費用は日本とちょっと違います。米国では法で保険加入を定めるも、保険無しで走ってる車も多くいるらしい。また後々に税はかかるにしても購入時に負担すべきは以下でした。

  • Scotts Valleyの住所に応じたSales Taxが8.25%掛かる範囲。
    • Cash Price of Motor Vehicle and Accessories : $Secret :-)
      • 構成に応じた車体価格からディーラー値引を適用したもの
    • Optional Products : $Secret
      • 車体コーティングを追加で頼んだので。
  • Sales Taxが掛からないもの
    • Service Contracts : $Secret
      • エンジンの保障延長、タイヤパンクの保険など、追加で選んだサービス。
    • Document Processing Charge : $80.00
      • ペーパーワーク費用でしょうね。$80はこのディーラーの固定価格みたい。
    • Election Vehicle Registration or Transfer Charge : $15.00
    • たぶんDMVへの新車の登録代行作業の費用だと思う。
  • Paid to Public Officials Total : $522.75
    • Vehicle License Fees : $413.00(Estimated)
    • Registration/Transfer/Titling Rees : $101.00
    • California Tire Fees : $8.75

要は並んでる在庫新車に掲げられている定価に交渉した値引きを適用して、コーティングほかくっつけるモノの値段を合計したのちに、住所に応じた8%〜12%ぐらいのローカルSales Taxを計算。追加保障はSales Taxが掛からない。そしてディーラー事務費が$100ぐらいと官への費用が$500ぐらいって感じですね。さらには米国には法定車検がないのでその辺のものはまったく無い。

自動車保険は、米国内運転歴ゼロ+国際免許+高級車ってことでかなり割高だと聞きました。半年で約$1,100です。でもレンタカー借りたときに付けた保険は$24/dayだったから圧倒的にこちらのほうがいい。さらに半年後には新しい自分の住所+半年の運転歴+加州免許によって見直し予定です。期間が半年なのは最短契約期間が半年だから。保険はEメールでおくられてきたPDFを自分で印刷して、グローブボックスにいれておくという。。。また印刷かよ。

今日のポイント2:国際免許でもとりあえず6ヶ月保険入っておくこと。保険無いと走っちゃだめ。