-子供扱いということではなく

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0805/17/news003.html
Googleを辞める社員についての考察。以下は引用。

 技術関係の雑談ブログである「Valleywag」は、過剰に装飾された仕事場に関して、「(技術系の職場の)雰囲気を悪くしているのはいったい何だろう。むき出しの蛍光灯や灰色のパーテーション、牢獄のようなオフィスがいけないのかもしれない。しかしその一方で、おしゃれな風を装った落書き、子供じみたおもちゃ、プラスチック製の飾りなど、“インターネット系”を必死に演出するすべてのものに嫌悪感を抱く人も多い」と書いている。
これに加え、洗濯をしてやったり、食事をおごってやったり、椅子の代わりにバランスボールに座らせたりと、Googleが社員を子供のように扱っている点を問題視する者もいる。子供といえども、いつかは大人になりたいと願うものなのだ。
「Raw Thought」ブログを運営しているアーロン・スワーツ氏も、「Googleは大学を卒業したばかりのプログラマーを雇い、学生生活と変わらない待遇を約束している。募集要項も強調している通り、同社の職場環境は明らかに大学を模して作ったものだ(中略)。だが、Googleという企業の新鮮さが薄れたところで見直してみると、社員がこんな場所で長く働きたくないと考えるのも無理はないと思える」と述べている。

ファシリティに使える予算も限られてますし、私はキャリアの振り出しで起業したのでまともに会社勤めの経験もないために、上記引用中の「牢獄」も「インターネット系」のどちらも体感はないのだけど、聞かされれば納得できるストーリーもあります。オンとオフを意識的に切り替えて働きたい人も、そうでない人と同じぐらい多く居て、ドレスコードを定めなくてもスーツを着たい時だってあるという。
5年ほど前になりますが、ユニクロ(のファーストリテイリング社)に打ち合わせで行った事があります。渋谷マークシティのワンフロアを占めて広くやや重厚気味に立派なオフィスでした。たしか羽生さんの紹介だった。オフィスの立派さとはうらはらに、先方はみんなユニクロ着てました。清潔感あるしリラックスできそうで、スーツを着ていたこちらはなんとも不自由なように思ったものです。しかし同行した提案コンソーシアムメンバーの社長さん(日本の支配者層に属するような超金持ちw)と「毎日ユニクロもいいけど、たまにはアルマーニも着たいよなあ、栗原君」「いや〜、私はアルマーニは着ないし」なんてバカな会話がありましたが、まさにそういうことかもしれません。ほどほどで中庸なほうが、オフィスや家庭や服装といったところでは無難なのかも。いつか潤沢な資金で中庸で地味ながら趣味の良いオフィスを作りたいなあ。。。