-iFund

http://www.kpcb.com/initiatives/ifund/index.html
SDKと同時に発表された、$100MのiFund。iPhoneアプリを作る事業者への資金提供を目的とするこのファンドに注目。グルージェントがこれを利用して資金調達することはまったく考えていないが、このファンドの設立の意図と設計について超興味があります。読んだ限りではiPhoneフォーカスに特色があるだけであとは普通なベンチャー投資プログラムにしか見えないのですが、iPhoneアプリのデプロイプロセスでトランザクションチャージするという、Apple流「ドコモモデル」が絡むと面白いかも。以下、妄想。

  1. iFundにアプリの企画と事業計画を見せ、採択されたら資金調達できる。目的ファンドのために普通より有利な資金調達ができるのでしょう、きっと。iFund宛に第三者割当増資を実施。
  2. 出来たアプリをAppleのデプロイで売る。チャージの設定は30%より低い。もしくはゼロ。←ココ!
  3. チャージが設定されるなら、トランザクションチャージ分は全部iFundの配当に回される。Appleはここでは何も取らなくたっていいやね。とにかく質の高いアプリがたくさん産まれる土壌を作る。←ココ!
  4. 会社が成功したらIPOやM&Aで出口を見つける。ファンドの期限がきても同じ。作ったアプリさえ良ければ、ビジネス的に成功しなくても、Appleが買収しちゃうという出口もある。

っていうのだったら神ファンドかもしれない。が、もちろん上記は妄想。