-オープンになったJDK

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20348500,00.htm
JDKが開発中の7.0バージョンからオープンになりました。GPLv2でオープンソース化するなどのことは結構前の既報でしたが、その日付変更線を超えたという記事です。Javaはその構成を、JDK-JREという開発時、実行時の別で区別する場合があります。ソースコードから実行形式に変換するためなどを行うビルドツール群と、実行VMというソフトウェア種の違い。そのJDKの中で重要度の8割を占めると言ってもいいんじゃないかなというのが、Javaコンパイラ、javac。すでに非SUN版JDKとしてIBMBorlandなどのサードパーティJavaコンパイラ他を提供してきましたし、OSSでもEclipseなんかがコンパイラおよびそのフレームワークを提供しています。しかしだからといって、特にそのコンパイラをどうこうしようかという風は聞かない話でした。SUN版JDKがオープンになると、そのシェアの大きさからいくらかは影響出てくるんじゃないかなと思います。コンパイラいじって何かしようという、そういう気風もOSS界隈に増えてくるんじゃないかと。読んで勉強する、というようなことも含めて。
数少ない例として以下のようなのがありました。
http://spoon.gforge.inria.fr/
1年ぐらい前にコードを含め見ていた後、ウォッチしてなかったのですが、今日見るとずっと継続開発されていたみたいです。最新版がつい先日の5月5日にリリースしていました。これは1年前には直接SUN版javacに食い込んでAPT+Javassistとでも例えられるような動きを作っていました。ライセンス的には超グレーかと疑いつつも心意気や良し、と思っていました。
http://d.hatena.ne.jp/masataka_k/20060130/1138604637
今はどうなのか、後に少なくとも眺めるぐらいはしたいと思います。。。お、EclipseJDT上に作り直してるみたいですね。
(追記)
JDTのinternalバリバリな部分もあるけど、キレイな作りをしています。コードアーキテクチャは古いけど実現スペックはJava6対応していたり(まあ、EclipseJDTが対応しているといえばそれまでですが)して、普通に使えるレベルなんじゃないかなと、まったく動かしてないけどソースを要所だけ見てみた限りで考察。