-加藤廣新作

明智左馬助の恋

明智左馬助の恋


買った。最近買い物エントリを書いてるのは、それぐらい書かないとBLOG更新が止まってしまうためです。日々、書いたら怒られるか、書いたら引かれてしまうようなヤクザなことが多く、一番楽しいのはIkushipeのことだけどこれは毎日仕様もレポジトリもローカルワークスペースも激変中なので。
外出途中、本屋に寄ったところ(ほぼ毎日本屋に寄ってます)加藤廣の新作があったので買いました。これは帯にも書いてあるように「信長の棺」「秀吉の枷」と続く本能寺の変に関わる3部作の完結だそうです。信長編はTVドラマにもなったので見た方多いかもしれません。同じようにひとつの歴史の謎についての連作としては、池宮彰一郎による関が原の戦いのマクロ経済的な意味に触れた作品群などもありますが、とにかく本能寺の変は頻出テーマですね(池宮彰一郎もずばり「本能寺」があるし)。この3部作の前2作では秀吉やその周辺の素性の怪しさがテーマになってます。よく喧伝されている馬の骨というのではなく、闇を抱えた怪しさです。この闇の怪しさは黒須紀一郎の「鉢屋秀吉」などでも。今回は何がテーマかは、まだ1ページも読んでないので不明。でもたぶん、3部作というのであれば、網野史観のエンターテイメント版として、前作のように秀吉が所かまわずトンネル掘ってるのではないか。それとも四国の問題かな?