-さくらん

今日は朝起きてから洗濯した後、昼食に間に合うように実家に帰りました。据え膳乙。その後、やはり据え膳の夕食までぽっかりすることも無いので映画に。座席が階段状になっている小ぶりな映画館が好きなのでいつもの妙典ワーナーマイカルかと思うところ、見たいものがちょうどいい時間に無かったので舞浜のイクスピアリまで行ってきました。みたのは「さくらん」(http://www.sakuran-themovie.com/)です。漫画原作で土屋アンナ主演の江戸時代の吉原花魁物語です。実は昼食後にこれを見に行くと言うと、家族全員から値段に合わない映画との意見を聞いたのですが、映画館に行きたかったし、なんか邦画がみたかったのです。大作アニメでもいいやと思いつつも(ご存知?のとおり私はアニメはほどほどですが)、さすがにドラえもんじゃ嫌w。
実際、日曜午後なのにガラガラでゆったり(私の見るのはいつもこんなだなぁ。ドラえもんは混んでるようでした)、ポップコーンをつまみながらぼんやりと見てましたが、自分的にはツボで結構良かった。映像がとにかくキレイでセットや衣装なども重厚な感じだし、土屋アンナ演じる花魁も(いい意味で)下品な様子がよい。何人か殺してそうな目ぢからと(弊社の鈴木さんはドログバの目と言ってます)若いのに酒に枯れたようなダミ声が妙にはまってたと思うんだよね。ストーリーは特に凝ったつくりじゃないので終わった後にもやもやを残さないし。まあ、普通ならこの手の設定なら最後に花魁か相手の男を殺すとかするんでしょうけど。。。そんなことしてたら2時間じゃ終わらなくなっちゃう。遊郭という非日常極まりない舞台を丁寧に映像化して、さほどは奇形(フリークス)ではない登場人物が湿度の高い様子を演じている、私的には値段分ちゃんとある映画だと思います。あえて好みから注文つけると先輩花魁に菅野美穂で、ライバル花魁に木村佳乃を配してたのですが、配役逆だったほうが良かったような気も。あと、土屋アンナの肌がもっとキレイだったらもっとエロくて良かったかも(基本的に遊女だから3人とも脱いでる)。まあ、ポルノじゃないんだからそのへんは中程度の様子でもいいのか。
音楽は椎名林檎が10曲ぐらいで、英語の詩の歌もあるもキャバレー風なムードが遊郭にもまたマッチしていて良い。誰と無くオススメしておきます。で、これ映像と音の勝負なのでホームシアターに金かけてるのでもなきゃ、後日DVDとかTV放送とかで見てもダメかも。