-ウィーズリー家

いま、ハリーポッターの最新刊を読んでます。妻ははじめパラパラ読んだとたん、ひとつ前の「不死鳥の騎士団」の巻を読み始めました。そのために私が今、読めるのですw。
準主役で赤毛のロン君が出てきますが、彼の実家のウィーズリー家はお父さんが公務員でお母さんが専業主婦、そして5男1女の兄弟の多い家です。そのためちょっと裕福ではない設定になっています。しかし、そのお父さんが出世しました。また、家計を助けるためと称して、前作でロンのお兄ちゃんたちのうち双子がセットで学校を中退して事業を起こします。私にとって面白かったのは、お父さんの出世して得たポストと、双子の事業が妙に示唆的なんですね。
ネタばれでもないでしょうから書きますが、「例のあの人」のために治安に対する不安が高まる中、いんちき防災グッズがたくさん売られるようになります。お父さんはそのいんちきグッズを取り締まる役職が新設されたので出世をするのです。まあ、非常時ということで人手が足りなくなったのでしょう。一方、双子の事業は、いわば魔法使いならではのアイディア商品を取り揃えるおもちゃ屋さんなのですが、B2Bビジネスもやってます。防災グッズを政府に納入するのです。この時の双子の言うことが真理を貫いているように思いました。政府役人なのに自己防衛能力すらない、というようなことを言うのです。そして、同じ世相でも立場の違いや事象の捉え方で多面の成功方法があるのだなあと思ったのでした。
まあ、私はどちらか一方に分類するならば、おもちゃ屋さんの方ですね、たぶん。そんな中、新役職に就くひとも居る。どちらも「例のあの人」が暴れなければ、鳴かず飛ばずだったかも。そうです、わかりにくく遠まわしにOSSの話をしています。もしくはWEB2.0というグッズかもしれません。