-XML仕様のピュア度(1)

さて、次は.mayaファイルの名前空間の利用方法です。こちらは、基本的にXMLですが故意にMayaにて仕様拡張していることがあります。それは、名前空間の指定を省略した際の解釈方法です。名前空間やそのマッピングプレフィックスを省略せずに完全に記述した場合には、なんらXML仕様に反するものはありません。しかし、プレフィックス記述を省略したときにも状況依存でMayaが解釈する機能が搭載されています。私はこの一点をもって、あえて「歪曲」と言ってますが、どうですかね。たぶん、みなさんもこれまで知らなかったであろう、XML名前空間仕様の隙間を突いてます。「デフォルト名前空間は属性には適用されない」というこの仕様に反しています。ね、知らなかったでしょ。2月だか3月だかにMayaの名前空間仕様を作ったときに、これはまいったなと思いましたが、後に説明すればいいやと考え、今日に至ってます。
まあ、言わずもがなだと思うけど、W3C勧告はかなり読んでるつもりなんだよなあ。ま、読み込みが足りないのかもしれませんけど。。。あとは仕様の隙間はXerces先生に質問です。Java世界ではXerces先生がOKと言えば、OKなことが多い。Crimson先生には聞いてません。