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新COO招聘

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6月より、学生時代からの古い友人である新井正広さんをGlabio, Inc.そして来るBayPOS, Inc.のCOOとして招聘しました。彼とは1996年の暮れに、Nifty ServeDelphiのコミュニティを作る発起人グループとしてはじめて出会い、Delphi Users' Forum (通称FDELPHI)の設立の後も運営で協力し、社会人ばかりの中で我々2人が珍しく学生だったこともあって友誼を結んで長い付き合いとなってきました。しかし、通常の友人関係のようにどこかに一緒に遊びにいったりするかというとほとんどそのようなことはなく、常にプロジェクトチームの仲間としてつきあってきたように思います。以下の過去ブログのようなこともたまにはありましたけど。

mk.hatenablog.com

90年代後半の当時はBorland Delphiという新進のソフトウェア開発言語&環境に対して、MicrosoftVisual BasicおよびVisual C++が圧倒的メジャーとして立ちはだかっていたところ、Delphi私設応援団のような立場でコミュニティ活動をしていたのです。Nifty Serveは利用者のサーバ接続時間に応じた従量課金から公然の秘密としてコミュニティ運営者にリベニューシェアがあったので、今にして思うと私設ながら事業のような?

  1. コミュニティに有用な情報が増えると利用者が長時間接続
  2. Niftyの課金売上が増えて、リベニューシェアも増える
  3. お金を必要とするマーケティング活動のようなこともできるようになる
  4. Delphiファンが増えてコミュニティが活性化する
  5. コミュニティに有用な情報が増える...こうして成長サイクルに入る

親のスネをガリガリ齧ってゴロゴロしている学生だったので、生活のためにお金いらないですから、入ってくるものみなDelphiを広めるための活動資金となるのです。さらに時間も潤沢にあります。私と彼で全国のDelphiファンを尋ねる地方旅に行ってはイベントしたり、交流パーティしたり、セミナー開いたりしてました。そして多数の社会人の先輩方に行く先々で良くしてもらってきたのです。大変刺激もあったし、勉強にもなりました。さらには今は少なくなってしまいましたが、技術者向け情報のメインストリームたる雑誌も、Delphiについての記事が無いなら書いてしまえと、ソフトバンクから刊行されていたInside Windowsという専門誌に企画を持ち込んで枠を確保し、「Delphi神託」という連載を始めました。これは結構名物コーナーとなり、時を経てからは雑誌まるごとDelphiの記事ばっかりにならんとするぐらいに侵食していきました。そもそもベンダーでもないのに目的意識もってマーケティング活動してるのが希少だったし、おそらく記事の質が良かった。私達コンビは大変うまく行きました。そして役割はというと、企画たてて営業してくるところが専ら私で、実際に記事を書くのは常に新井さんでした。その後、履歴書的にはろくな社会人経験もないままに起業して今に至る私と、Borland日本支社に新卒入社した新井さんは、一旦プロジェクトとしては袂をわかちます。彼の初のボーナスがまるごとそのままグルージェントの増資に払い込まれたりしたこともありましたが、彼がBorland本社に転じ米国在住となった10年ぐらい前よりは日米の距離もあるので、数年に一度の帰国時歓迎会なつきあいになってしまいます。

冒頭の写真は、心に秘するものある私が、米国にきたちょうど一年まえに景勝地であるMontereyに新井さんを誘いだして、太平洋を眺めながら話しているときのもの。どうやらなにか感じたのか彼の奥様が遠くから撮ってくれていたものです。いい感じのカモメを横にした素晴らしい構図のツーショット。このときはじめてプロジェクトの第二章をいっしょにやろうよと誘った気がします。ただしプロジェクトの全貌どころか企画の途端もまだ無いけどねって。然してその後の一年の経過の中で迷走はしましたがBayPOSをやることとして、改めて合流できたのです。私は幾つもの会社や事業の立ち上げとその後の経営に関わりいろんなことがいくらかはうまくなり、彼はDelphiを作る側の担当マネージャーとして、米国だけでなくアジアやヨーロッパまで世界中に散らばる70名ほどのエンジニアを言葉の違いも時差も超えて組織し運営するハイパーな能力を磨いていて、当然シリコンバレーだけでなく世界中のIT技術者への濃い雇用コネクションを持つようになっていました。いまこそ20年近く前に得たような成功体験を時空を超えた分はデカくして、また繰り返したい。

オレがイケそうな企画を立てるんで、あとは全部オマエがやっといてくれ、と。