Cloud9 IDEを試す

Java等のコンパイラ言語は言語の仕様として型付けが強いので、IDEも理論的にサポートしやすいためでしょうか、古くはDelphiVisual Studio、ちょっと前でもEclipseなんかではソースコードエディタにコード補完機能やオンザフライでのエラーリポーターが用意されているわ、なんだかんだわ、で超楽チンなんですな。比してJavaScriptでもソースコードに書いてはあることを追いきればどうにかなりそうな気もするのですが、非コンパイラ言語ではIDEサポートに難がありコード書くときのストレス感が高かった。

しかーし、10年の時を経てどうなったかというと、どうにもこうにも、結構がんばってます。夏休みに入って、まずはJavaScriptのIDE探さないとというところで探すと、口コミで見つけたのがWebStorm(http://www.jetbrains.com/webstorm/)。有償$49-のところ、30日無料だったので、夏休み終わってトータル30日も経ったら飽きてるだろうと思ったので気楽にトライアル始めました。このWebStome、ちょっと古い人にとって分かりやすい呼び名はIntelliJですね、はよく出来ていて、想像以上にコード補完もエラーリポーターも働いた。そして今に至ります。

しかーし、30日で飽きるとおもったら日常のスキマ時間に細々と続けているからか、元々こういうのが好きなのか、飽きなかった!今日で25日目です。WebStomeが「あと6日で期限切れちゃうよん」って教えてくれました。期限切れるからには$49-で買えばいいことだけで(コマーシャル用途だと$99-みたい)、そこに抵抗感は無いのですが、じゃあその前に他のIDEもさらっと触っとくかということで今日はCloud9(https://c9.io/)。こちらもnode.jsを探ってるところで、そもそもNode.jsで動くブラウザベースのIDEってことでバズが上がってきた。他にもEclipseベースのAptanaとかありますが、今日はこのCloud9を試します。

Cloud9はSaaSとして動くのが基本みたいだけれど、Node.js環境が手元にあればそこで動かせるという。https://github.com/ajaxorg/cloud9/ にプロジェクトがホストされているOSSでもあるので、こちらからインストールしました。説明の通り...

$ git clone https://github.com/ajaxorg/cloud9.git

 私は先にcloud9ってフォルダ作ってそこでやってたら、git がさらに子cloud9をつくっちゃったのでmvする。あとはフォルダにカレント移して、npm install...ってmakeが無いって怒られちゃった。私の愛用MBA'12はXCodeは入れてない。うーん、浸食されたくなかったがしかたない。GNU Toolsだけミニマムに入れたいところですが、軽くググった範囲ではXCode+Comandline Toolsというのしか見当たらないので、そうしときます。せっかくですからiOS Dev CenterからiOS7beta5入りのやつ(明日には正式版でそうですが気にしない)。気を取り直して...

$ npm install

$ bin/cloud9.sh -w ~/WebstormProjects/sottos

 -wスイッチつけないで立ち上げるとカレントをワークスペースバインドしちゃうので、明示的に既存のWebStormプロジェクトフォルダを指定しました。

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普通に動きますが、機能がまだ簡素な感じでしょうか。エディタおよびソースコード管理という点では良いのですが、そこも含めて全体WebStormに比べてしまうと難しい。あとは黒背景メニューのフォントが小さくて近視の私ではよく見えないw。結論として、WebStormに$49-払います。

ちなみに画面は作り中アプリのGoogle AppsのOAuth2を叩くコード部分。