JavaScript Ninjaの極意

JavaScript Ninjaの極意 ライブラリ開発のための知識とコーディング (Programmers’ SELECTION)

JavaScript Ninjaの極意 ライブラリ開発のための知識とコーディング (Programmers’ SELECTION)

本当のところ、JavaScriptを永らく食わず嫌いだった私にとって、今更ながらのjQuery入門は厄年の血迷いであったにも関わらず、まあまあ短時間でキャッチアップできたのはこの本によるところが大きい。実際、タイトルといい、本文といい、Ninjaってプププとバカにする一方、jQuery作者であるレシグによるJavaScriptの徹底的な関数型言語としての解説アプローチは、みんな読めよ、と思ってしまう。thisの意味(Javaなどとの違い)、prototypeの使い方、関数リテラルの様々といった論点は、過去によくわからずテキトーにやっつけた上で、やっぱコンパイラしか信じられないよねーと嘯いてた自分に時空を超えてパンチしてもいいと思わせてくれた。

私がへこたれずにこの本読めた(読了はしてないけど)のも、そもそもに7年ぐらいコードらしいコードを書かない生活が続きすでにかつては自由に書けたJavaC++Delphiなどのオブジェクト指向言語を半ば忘却してしまったからかもしれない。また、体力の衰えとともにコンパイラ系にありがちな初めに環境整える気力がなくなってしまったからだろう。

マジ楽しいわHTML5。そしてAJAXなもの作ろうとしてサーバーが必要になり、Node.jsに導かれるのであった。

 

とにかくこの本は良書だと思う。全ページ白黒で文字も小さいけど。