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ホワイトスペース戦略

ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ

ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ

  • 作者: マーク・ジョンソン,Mark W. Johnson,池村千秋
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2011/03/29
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 506回
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ビジネス書です。神谷町の書店で気になっていた平積み新刊で、後日に新幹線に乗る前に買おうとしたら品川駅中では売ってなくて、降りた姫路駅中の書店で見つけたので待ち合わせ時間前まで立ち読み、打ち合わせ後に帰りの新幹線用として姫路で買いました。帰りの新幹線ではビール飲んでしまったので1ページも読みませんでしたが。
戦略とか言いますが、内容はもっと広範に捉えていて、よく見る他のナニガシ戦略というほど怪しげな小手先論ではなくて、端的にシンプルな既存企業における新規事業創造論でした。ホワイトスペースの空白は自社にとって空白であって、他社にとっても空白であるとは限らないようなことをしっかり前置きしていますので落ち着いて読めます。既存企業がテーマなので、いきなりベンチャースピリッツで小資本で立ち上げるという前提ではなく、顧客基盤や過去の成功体験があるからこそビジネスモデルの変革が難しい環境、しかしうまい形で新しいビジネスモデルへの挑戦ができるのであれば様々な形で普通のスタートアップでは得難い比較潤沢なリソースを投下できるという状況を前提としています。
つまり対象読者は私であり、対象企業は弊社です。パートナー網による間接販売でITインフラソフト商材を取り扱うこととインフラSIを事業としているサイオスで、直販でグループウェアGoogle Apps)販売と付加サービスの開発提供を事業として実質2年がすぎたところ。後ろのほうで、架空の「犬製造会社」が「猫事業」を立ち上げる時(本当に書籍中に出てきます)社内に抵抗勢力が現れる様子などは超リアルで超ウケるー(w、がしかし実際にはマジギレです。経営陣に相当な理解が無いと事業創造が進まない点の説明もそのとおりとしか言いようがない。この本を読んで少々癒されました。
書籍として読みやすく内容よりは軽めな読み味で、たぶんこれは翻訳がうまいのでしょう。事例もフェデックスユニリーバ、サウスウェスト航空などのほか(私は)馴染み深いAppleやAmazon、さらにはZaraなどのつい最近の例を紐解きますが、類書と違ってそれぞれを論文的には深く追いかけすぎてないのでだるさなく(逆に)良かったです。これは最近のベストバイ。たぶんベストセラーになってるんじゃないかな。


一方で前に買ったとだけ紹介した「信長の暗号」は私にはゴミ本でした。暗号が暗号ではなくコックリさんで、登場人物はエスパー?江戸時代に劣化コピーした幻魔大戦でしたし。