-熊の湯アドベンチャー - まさたか日記

過去を振り返ってBLOGエントリーを書こうキャンペーン第二弾です。Ruby作者で著名なまつもとゆきひろさんのBLOGは書いた日付でなく、事のおこった日付でずっと書かれているのですが、私も6年経って急にマネすることにしました。はい、今日は2月6日です。
全国で大雪が降り、新潟ではクルマ70台が立ち往生したというニュースの流れた日ですが、なんとそんな日によりにもよって、私は家族で雪山旅行に出かけました。昨年末のシーズンはじめより妻と長女がスキーに行きたいと言い出してから、なかなか土日も仕事してたりして連れていけなかったところ、2月に入って一時期よりはマシになったので、定宿にしている志賀高原は熊の湯ホテルに行くことにしました。ここの社長が故義父（妻の父ね）の親友で、結婚式ではすでに故人となっていた義父の代わりに妻をバージンロードでエスコートしてもらったという縁があります。そんなこんなでこの熊の湯はものすごく遠くて交通も便利ではなく、山深くて積雪が特別多い土地柄（5月でもスキーすべれます）だし、ホテルも歴史がすごいが要は古め、だけども、山といえばいつもここです。
朝からおかしな雰囲気でした。朝5時に出ようということで、4時にたたきおこされました。出る準備も万端にクルマを暖気しようとエンジン掛けに行ったら。。。かからないのです。バッテリあがってました。前々日に妻が乗ったあと、ライトの消し忘れなどもなかったのに突然のトラブルです。JAFに来てもらって問題はすぐに解決しましたが、すでに6時になってました。6時も過ぎると環八も混み始め、関越もあっちで2km、こっちで5kmの渋滞です。気分も憂鬱になりがちですが実はこれが幸運でした。後でわかってきたのですが早い時間では長野自動車道が通行止めおよびチェーン規制の区間が多くあり、事故も途中で5件〜6件ぐらい見ています。たった1時間の違いでしたが、進む先ざきで通行止めやチェーン規制が直前に解除され続け、信州中井ICまで辿りつけたのです。故義父がバッテリーあげて警告してくれたに違いないと、妻と繰り返し語らっていました。志賀高原への登り口近くまで行ってチェーンをつけました。ウチにはスタッドレスタイヤが無く、買っても置く場所に困りますから、ゴムチェーンを前の週に買ってきました。「バイアスロンアスリート」というヤツです。これ、いいよ。山は大変な大雪でしたがすべらずにグングン登っていきました。チェーン規制の区間前後のサービスエリアでチェーンつけたり外したりしている人がたくさんいましたが、全員か？というぐらいこれだった。相当のベストセラーの様子です。

カーメイト(CARMATE) バイアスロンアスリート BA1

出版社/メーカー: カーメイト(CARMATE)
発売日: 2007/11/22
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さて山は風が吹くと前がまったく見えなくなる様子、風が止んでも10m程度の視界です。道は新雪で右に曲がってるのか左に曲がってるのか分からないぐらいでしたが、妻も私も楽しくなってきちゃって、爆睡の後部座席と対照的にキャーキャー、ラリードライバーとナビゲーターのノリで登っていきました。「次、結構右に大きいカーブやわ」とか「左にちょっとよっとお、あぶなーい」（妻は姫路の人です）とか。前がなんにも見えないのですがカーナビ画面と何度も通ってる記憶を頼りにそろりそろりと。やっとホテルについたのは午後の3時になってましたが、すっげー楽しかったです。さらに幸運だったことにその後雪崩などもあって道路が通れなくなったりしていました。午後2時ぐらいに登り始めた別の宿泊客は、最後にホテルの人に迎えにきてもらって徒歩で午後7時過ぎに到着っていうような様子です。近年稀なアドベンチャーでした。
熊の湯のお湯は入るとヘソも見えなくなるような濃い黄緑色の硫黄温泉で、すごく充実感のあるお湯です。土曜日も日曜日も大雪のなか妻子は雪遊びやスキーに行きましたが、私は温泉＆読書でゆっくりと。帰りは晴れて見晴らしよく、すべるのだけ気をつけてましたが「バイアスロンアスリート」パワーでなんの問題もなく。夕方5時にでて、家に着いたら日付変わる手前でしたけど。