-OSS基盤整備

昨日締め切りのIPAのOSS基盤整備事業に応募しました。「OSS開発プロジェクトガバナンスサーバー"Yukara"の開発」という題名です。題名どおり、OSS開発プロジェクトのガバナンスをおこなうサーバーサービスアプリケーションを開発します。"Yukara"(ユーカラ)という名前は、アイヌ語で叙事詩という意味です。商標を調べたところカラオケに同様のものがありますが、抵触しないレベルと判断しました。また、昔ワープロソフトにこの名前のものがありましたが、調べたところ現在は無くなってましたので、こちらも良しとしています。
Yukaraは、Irenka、Etoku、Ikushipeと、新しく開発するコンパイル時フレームワークのDBアクセス、およびMayaaで作ります。ということで、ハッピーシナリオでは6月採択、8月委託開発期間スタートとなりますので(未踏とちょっとスケジュールが違う)、5月末までにフレームワーク群は作るという話です。もしバッドエンディングで採択いただけないとしても、スケジュールこそ変われど、必ずYukaraは開発します。このプロジェクトのホスティングとドッグフードを食うのは決めていて、The Ashikunep Kotanでやります。The Ashikunep Kotanはそのために新しく作った空っぽのOSS開発コミュニティなのです。コミッタ組織もプロダクトも無いので、当然まだユーザー基盤も何もかもありません。だからこそ、既存の箱では怖くてできないこういう実験的な試みに適しています。
ゴールとしてはYukaraをリリースし、これはいいね、とSeasar.orgでも使ってもらえるようにすることです。そうなるとSeasarの運営上のDRYな諸雑務が軽減されるのではないかなと。大変な危機感なんですよ。このままの推移でSeasarがデカくなったらどうしようかと。1年ぐらいはだましだまし運営できても、その後運営が増大するトランザクションに耐えられないんじゃないかなと。まあ、そんなところです。