-BTSもしくはIssueトラッキング

酔ってるなか、ふと思ったので。
いま世にあるBTSっていうのは、固定観念にとらわれて本当の目的と価値を満たしていないかもしれない。Seasarでも、BTSはまがりなりにもあって、SourceForge.jpにあります。また、OSCJ.netでも、固定観念にとらわれたものにしては、かなりの仕組みがある。が、使われてません。他のオープンソースソフトウェアコミュニティでも、BTSって使われてるようで使われていないように思います。ソフトウェアプロダクト的には、Bugzillaとかがそうなんですが、非IT的な申し送り票とか引継ぎノート的な域でとどまってるからかなと。BTSユーザー視点で言えば、そういった既存の仕組みをつかわない理由は、たぶん、めんどくさいんだよね。少なくとも私はそうです。あと、とにかくユーザーが報われないんだな。
一方で、Mayaでもそうだし、他のSeasarプロダクト群もそうなんだけど、問題修正や実装方針に一番影響を与えているもの(道端の神様じゃなくてw)が実はあります。それはMLではないし、既存のBTSでもなかった。
BTSに限らず、サプライヤーとコンシューマーの間のフィードバックやディスカッションは必須で、オープンソースソフトウェアに限らず、何をやるにも大事だと思うのです。的確な言葉が見つかりませんが、生物が雌雄交配するのは遺伝的なリスクマネジメントですから。まぁ一種のマーケティング&リサーチでもあり、ポートフォリオ構築でもある。ギャンブル的には逆張りだし、金融派生商品だったらOTOですか。とにかくBTSですでに顕在している目的や価値というのは重要ではあるわけです。
たとえば、BTSのTは、トラックバックのTかなと、ふと思いました。少なくとも楽で、少なくとも報われるんじゃないかと。バグやIssueは、登録したり受け付けたりするものではなくて、共有して解決するものなんだったなと。