-インテル

昨日は、2-2の引き分け。今期のインテルはいいかも。前は相当いいな。新戦力のベロンが2年のブランク(プレミア移籍)を経て、輝きを取り戻した感じ。久しぶりに彼のプレーを見たいと思わせるワンタッチorツータッチでさばきつづける中にファンタジーがありました。ダービッツはとにかく拾うし、展開力は問題ない上に、うまくフィットしているように思います。この二人が真ん中をきちんと押さえた上で、右サイド中央よりのスタンコビッチと、ストッパーのミハイロビッチがスペースをつぶせる。左のゼマリア、中のベロン、後ろのミハイロビッチからと、それぞれのロングフィードは角度と距離を変えて強力なツートップにぴったりとあわせられます。長短リズムを変えての高速なパス回しからの攻撃は、近年ちょっと見ないいいサッカーができそうです。コンビネーションが出来上がってない感じを残しながら、すでに並みのディフェンスでは止められない凄みがあるので、この先楽しみです。開幕戦は相手がキエボだから止められたのじゃないかな。
ディフェンスはまずいです。サネッティマテラッツィミハイロビッチ・ファバッリとならんでいて、両サイドはもうよしとしましょう。4バックのサイドとしてはきちんとディフェンス出来てたように思います。ストッパー2人も個々は悪くない。特にミハイロビッチは実はボランチなんじゃないかなというぐらいの攻撃時の貢献がある。また、コーナーやFKを彼が蹴ってますから。コルドバが出場停止中でしたが、戻ってきたらストッパーもしくは左サイドに入るのでしょうが、なにがどうなってもこのディフェンス陣は熟成ゼロで、マークの受け渡しや勝負どころが素人目にもおかしくて、ディフェンスのコンビネーション作るのはここ数試合は無理なんじゃないかなと。
結果、今期は後ろで取られる以上の点を前で取るというチームなんでしょう。きっと。インテル2点目のアドリアーノのゴールは、中央ペナルティエリアすこし外からキーパー1mぐらい横を抜いたシュートですが、たぶん地球上には止められるキーパーはいないぐらいのパワーでした。ビエリは常に前線張ってたんだけど、中盤からとにかくチャンスボールが供給されますから、そのうちばこばこ点を取るに違いありません。
レコバは負傷のゼマリアに代わって出ましたが、私はゼマリアのほうがフィットするように思います。レコバは2トップもしくはサイドの控えになっちゃうかも。もう売るしか!!