-フューチャー・イズ・ワイルド -驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界-

同時並行で何冊か読むので、結構前から読んでる本が読み終わってなかったりします。読みかけの本が複数冊あるし、妻と二人で同時期に読んでることもあります。買うときもまとめて買うのです。発売時の店頭ディスプレイにひかれて買った表題の本は、ディスカバリーチャンネルでTV番組として作られたものの書籍版ということなのですが、我が家のスカパーはごりごりにサッカー専用仕様チューニングしているので残念ながら気づきもせずに放映期間がすぎちゃってました。大学受験期に国立文系の日本史・地理選択コースで叩き込んだ今までまったく役立たずのトリビアが、専門家の語る転向力+慣性の法則+プレートテクニクス+惑星の軌道などをベースとした理論モデルによって精密に組み立てる2億年後の地球の姿(もちろんフィクションですが)を理解させてくれました。ハードなだけの受験勉強もあながち無駄ではなかったです。二度の氷河期を越えて、1日が25時間かつ強烈な偏西風が吹き荒れるひとつしか大陸がない地球に生きる生物は、そりゃ人間ではないですなと。この本ではイカの子孫が支配する姿を描いてますが、センター試験対策で理科は生物(浪人して地学に転向)を選択していて得たトリビアも総動員すると自分だけの「フューチャー・イズ・ワイルド」を思い描くことができるのです。昔に読んだ手塚治虫火の鳥」ではナメクジの未来を描いていたような記憶がありますが、私のワイルドフューチャーは、断然でっかいダンゴ虫が支配する世界かな。。。って、それ宮崎アニメじゃん(ノリつっこみ)。妻も面白いと読んでるこの本は、\2,400-プラス読み時給分の価値は十分ありました。
一方で「1421 -中国が新大陸を発見した年-」は、ネタは相当面白いが、かったるくてなかなか読み終わらない。昔はやった「神々の指紋」級に無駄な厚さだなぁ。¥1,800-は高かったか?
今朝買った本

まずは移動時用の「逆説の日本史11」。そっか、中世のバックボーンは八切止男か。網野善彦ではないみたいね。劉慶一郎は網野+八切な感じだったが。。。と思ったときに気がついたけど、私はこの逆説シリーズは小説のように思って読んでるわけね。