-実践J2EEシステムデザイン

家に置いとくのもじゃまなので読み終わった技術書をまとめて会社に寄贈。今回はEJBがらみのものが多い。Rod.Jhonson氏による「実践J2EEシステムデザイン」は読むのに時間がかかって、やっと先週末で軽く流しながら全部読み終えたところです。著者はかのSpringFrameworkの作者で、この本はSpringFramework開発につながる考えやコードの本と、ネットでのふれこみより購入。内容は他にあまりないユニークな切り口で、要はEJBを中心とする「J2EEを使う」のではなく、「J2EEに使われ」てないか?という疑問と、新しい解決への糸口のはじっこぐらいを提示するものでした。目当てだったIoCコンテナの仕組みはEJBコンテナに代える新手法として、章をさいて説明してます。読み終えてのお買い得感は、\6,500-という値段と読む時間にかかる自分の時給をコストとして考えると、プラスマイナスゼロ。既存J2EE利用手法の批判とかは軽めに、簡潔に論を展開すれば半分の厚さでも伝えたいことをかけたはずと思う。本は読む時間もコスト(と昨日、羽生さんが言ってた。なるほどね)とすれば、厚ければ良いというわけではない。