-Tapestryは流行っているか

うん、ウチの会社では流行っている。いまやってるのもこれからやるのもほとんどTapestry。自分たちはデザインはしないから、デザインとそのメンテナンスに極力工数かからない仕組みじゃないと、限られたシステム予算の取り合いに不利なんで判断しました。Tapestryは基本の理解が難しいだけで、階段を一段上れれば工数削減がとてもできると思います。その階段はほどほどに高いほうがいいです。それが差別化だから。
Strutsやらなかったわけじゃないです。のべで2年ぐらい複数プロジェクトでStrutsをやりました。また、プロジェクトの前、Strutsの書籍も監訳しました(これがなかったらStrutsやらなかったかも。監訳過程でソースを読んで理解して、投入の勇気を得ました)。しかし、年月経って限界に気が付いちゃったわけです。顧客はすでに技術に興味は無いのです。顧客が興味あるのは業務改善で、システムでできることはその中のごく一部です。デザインは技術じゃないと私は思ってます。デザインはマーケティングで、開発会社としてはこまったことに、システムよりも変化サイクルが速いのです。そんな中、JSPJSFはデザインの変化に即時対応しがたいのですよ。。。それだと顧客指向じゃないんじゃないかな。
私は、今、夜の仕事(笑)でEclipseの裏側を見ています。OSGiEclipse RCP(Rich Client Platform)。KijimunaもCoreがリリースできればその後はUIをやり、その過程で次はSWT/JFaceを見るでしょう。これから1年で会社がやる仕事はWEBソリューション7割〜9割に交えていくらかは非ブラウザのリッチ/スマートクライアントをやるかもしれないと思います。非マーケティングな業務システムは、いつまでもWEBブラウザの制限と戦ってる場合でも無いでしょうから、TapestryJSFだと比べるのではなく、WEBと非WEBで考えたほうがいい(念のため言及しておくと、これはC/S復活の話じゃない)。クライアントソリューションは私が見れる範囲では今のところ2つで、.net・Eclipse RCP。このうち開発環境がオープンかつフリーなのはEclipse RCPなんですね。先行ではじめやすいからEclipse RCPを見ています。OSGiはJ2MEの上でも動くから興味もって見ています。
さて、そんなこんな、フロントエンドもプラットホームもいろいろあるでしょう。一概にどれでって決めてかかるものでも無い。大事なのはビジネスロジックで今まではフロントエンドのコードに埋め込まれていたか、EJBもしくはライブラリとして作ってたところです。これをDIでPOJOになるだけで将来の技術潮流変化リスクに対する保険になるなあと。だからこそ、TapestryEclipseに加えて、Seasar2を楽しくやってます。